筆の使い方

 

【筆は根元までしっかり墨をつける】

 

        穂先しかつけないと、何度も墨継ぎをしなくてはいけなくなります。
        根元まで墨を含ませても、ティッシュで墨量を調節すれがにじみすぎません。
        また、かいていくうちにちょうどよくなります。

 

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【筆のてっぺんを持つ】

 

        鉛筆やペンの持ち方、書道の時に習った持ち方は忘れましょう!

 

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  この「てっぺん持ち」は最初はぎこちなく、思うようにかけませんがそこが
  ポイントです。
  思うようにかけないので、集中して一生懸命かかざるを得ません!
  また、この持ち方ができるようになると、手から紙までの軸が長いので線に
  表情がつきやすいです。
  自分の意志+半分は手が 震えてどう墨がつくかわからない、この感覚。
  自分一人の力ではなく、自然に「かかされている」感じです。
  ペンの持ち方では、少し慣れるだいたい自分の思い通りにかけるようになって
  しまいます。
  でも、結局想い通りになることなんてつまらないです。
  その先にあるのは技巧的な「上手さ」だけ。
  絵手紙で大事な自分だけの「ヘタ」を磨いた「個性」には出会えません。

 

 

【筆は垂直に立ててかく】

 

        筆は寝かせず、穂先2、3本だけ使うようにゆっくりかきます。

 

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かき終えた時に筆先が曲がってないかチェックしましょう。

 

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  線は彫り込むように、ゆっくりかきます。
  (目安は10cmを1分間で引く位のスピード)
  姿勢も背筋を伸ばし、腕と紙が水平になるように脇を広げ、ひじは上げましょう。
  この姿勢(懸腕直筆ーけんわんちょくひつ)は窮屈で
  最初は1分間ももたないですができる範囲で続けていきましょう。
  ひじが下がっていると、手首だけでかくことになるのでのびのびかけず
  小さくまとまってしまいやすいです。

 

 

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